ZRX400 フェンダーレス(小物入れ付)製作と中古車整備!
今回は当店で乗り替えして頂いたお客様の下取車で、
このバイクを何処かのショップで購入時にフェンダーレスにしてもらったらしいのですが、
あまりに酷く、素人の方でももっとまともに作るだろうと思える出来だったので、
当店の中古車にするに辺り、作り変える事にしました。
まず入庫の時のフェンダーレスです。。。
リアが沈んだら、プレートとタイヤが当たります・・・
裏からです。
ホームセンターで売られているステーを一杯使い取付けています。
久々にビックリと言うか呆れた取付方でした
ショップの方でしたら、作れないなら販売されている物を付けてあげましょう。
今回使用するアルミは、以前購入したA5083P(3mm厚)を使用します。
ちなみに以前切断した時の状態でも大きかったので、
さらに半分の1,000mm×500mmにプラズマカッターで切断しました。
意外と真っ直ぐ綺麗に切れました!
まず、タイヤとのクリアランスを入念に計った後、切り出します。
その後、もう一つの部品を作り、曲げます。
今回3mm厚なので幅があったのでブレーキメタルでは曲がってくれなく、
叩いて曲げたのですが、強く叩きすぎて凹んでしまいました・・・
こちらは後で修正しときます。
そしてこの2つを溶接します。
次にテールを取付けるステーを作り、
(赤丸は必要なかったので、後にカットしました)
土台になる部分に溶接します。
他にウインカーを取付けるステーや小物入の囲いになる部分などを作り、
ボルト止めのナットの箇所はナッターを使っています。
そして一度取付て問題ないか確認をして、問題がなかったので、
つや消しブラックで塗装します。
乾燥後に取付ます。
一度全部組付けた後、試乗をしてわざと凸凹のある道を通り、
フェンダーレスとタイヤが接触しないか確認をして、
接触はしなかったので出来上りです!
続いて、このZRXは走行距離が5万kmなので、展示する前に、整備をしました。
エンジンは調子は良かったのですが、
まずはキャブレターからオーバーホールをします。
分解したら、案の定かなり汚れていたので、綺麗にします。
油面も狂っていたので、調整しときました。
組付け後に、同調とスローの調整をします。
ちなみに機械は興和精機という、かなり信頼出来る会社のバキュームテスターです。
次に冷却水を交換して
リザーブタンクも綺麗に洗います。
次に圧縮を確認します。
ちなみにこちらも興和精機製のコンプレッションゲージにて測定しました。
4気筒共、同じぐらい圧縮があがっていたので問題は無かったです。
そして、ブレーキも一度分解します。
続いて、前周りの確認です。
まずはフロントフォークを分解して、綺麗に洗浄します。
インナーチューブの曲がりが無いか確認して組付け、規定の油面にオイルを入れます。
そのままステムを取外したのですが、こちらは意外と綺麗でしたが、
一度綺麗に洗浄して、グリスアップをします。
次に後周りを点検します。
こちらはあまりされないバイク屋さんが多い整備ですが、
当店は必ずしているスイングアームのベアリングの確認です。
分解後綺麗に洗い、ベアリングに問題が無いか点検します。
今回は引っ掛かりなどなかったので、綺麗にした後にグリスアップをします。
もちろんリアサスペンションの取付部にもグリスアップ、
ネジ部には焼付き・カジリ防止のスレッドコンパウンドを塗布しています。
ピポットシャフトは研磨後、グリスアップをしてスムーズに動く様にしています。
チェーン自体、変に伸びたり無かったのですが、
錆の量が気になったので交換しました。
外装はポリッシュで磨き、シートは破れがあったので、
Z400FX風のシートの皮があったので、そちらに張替えしました。
後は、部品待ちのリアホイールのベアリング・オイルシールがくれば出来上りです!
金額等詳細は当店ホームページでご確認下さい!
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