ZⅠ シリンダーヘッド マフラー取付部修理!
今回はブログを見て頂いてご連絡を下さった一見のお客様からで、
マフラーの取付部の所のシリンダーヘッド側のネジ山が駄目になったから
修理して欲しいとのことで御連絡頂きました。
電話では状態によってはヘリサートでと言う話をしていましたが、
溶接をしないと駄目なようなことを言われ、
その後デブゴン(アルミパテ)で修理をして駄目だったこともお聞きしたので、
一度確認させて欲しいことをお伝えをしてご来店して頂きました。
この段階でお客様曰くスタッドボルトの所にデブゴンを入れ、
ボンドで固定いたとのことです。
ヘリサートで修理が可能かマフラーとスタッドボルトを外すと、
穴が広がってネジ山が駄目ではなく、シリンダーヘッドが割れて駄目になってました。
溶接で修理しないと駄目なのはこういう事でした。
状況は理解出来たのですが、問題はデブゴンとボンドを塗布されている事で、
溶接が大変になります。
まずは、目で確認出来る箇所をすべて削り落としてみます。
ここまで削っても溶剤が染込んでいるせいか溶接が出来ず、
溶接出来るぐらいまで削り落とし何とか一部分を除いて溶接で肉盛りが出来ました。
赤丸の箇所もデブゴンで整形されていたみたいで、
それに気づかず溶接しても弾いてしまう状態でした。
予算的にフィンまで修正は出来ないので、
見栄えは犠牲にしても良いと言われていたので、
出来るだけ見栄えが変にならない様にとしてみました。
溶接盛りの箇所を大雑把に研磨をして、
穴を開け溶接部の強度は低いのでヘリサートを入れ、形を整えます。
最後に色を塗りスタッドボルトを付けマフラーを装着して終了です。
今回は言い訳ですが、エンジンを車体に乗せた状態での作業で、
尚且デブゴンを使用されていたと言う事と予算的なこともあり
思ったようには綺麗に仕上げれなかったです。
それでもお客様は出来上がりの状態を見て、
いらん事せんかったらよかったなぁっと言いながらも満足はされてくれました。
溶接に関する修理を依頼される客様に。
溶接をする箇所(得意アルミ)には変にボンドや接着剤など
塗布したり、塗装などせず壊れた状態で御相談ください。
変に細工をされますと、金額は高くなりますし出来栄えも悪くなる恐れが有ります。
最悪は修理が出来なくなる事も有りますので宜しくお願い致します。
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