RGV250Γ フレーム溶接修理!
今回は常連様が乗っているRGV250Γの修理です。
当初はオイル洩れで入店され、どこから洩れているか確認をしていたら、
どこからも洩れている形跡が無く、
常連様にどこらへんから洩れているか詳しく聞くと、
一晩置くとチェーン辺りの下に、オイル溜まりが出来るとのことでした。
そうなると、スプロケットの奥のオイルシールからの可能性が高いのですが、
洩れている雰囲気でもなく、何気にリンク部付近を確認すると、
見てはいけない物を発見してしまいました・・・
常連様には、『オイル洩れはないけど、フレームが割れてますよ』と伝えたら、
ショックを受けながらも修理してくれとのことでした。
急遽、オイル洩れ修理からフレーム修理に変更になりました・・・
解り辛いのでアップで
赤丸の箇所です。
まずはリンク部なので、後周りをすべて取外します。
その後、溶接をするので綺麗に清掃をして、車体が不安定なのでビビリながらも
出来る限り開先を取ります。
そして溶接前に出来るだけ薄くアルマイトを剥がしたのですが、
やはりアルマイトは大胆?に剥がさないと駄目ですね
そして、かなり無理な体勢と溶接トーチがあちこち当り思う様に溶接が出来ないながらも、
何とか出来ました。
最後に必要箇所の溶接ビードを削ります。
後は、もう一度削りカスなどを綺麗に清掃をして
ついでなので、スイングアームのピポット部とリンクを綺麗に洗浄します。
洗浄後に新しくグリスUPをして組付けて終了です!
ちなみに分解時にオイル洩れの原因が解り、
社外品のチャンバーのサイレンサー部から、
燃え切っていないカーボンが垂れてきて、チャンバーの一番下になる箇所(チェーン近辺)で、
地面に落ちると言うオチでした