GSXR1100 倒立フォークOHの為の工具作り!
少し前に当店のホームページを見て来店されたお客様で、
GSXR1100のフォークからオイル漏れがしているので、
オーバーホールをして欲しいと依頼を受けました。
フォークのオーバーホールはたいした事はないのですが、
スズキのオーバー750の倒立フォークは一人でするにはかなり大変です。
ちなみに過去にスズキサービスに確認したら、
基本的に一人では無理なので、二人でして下さいと言われました・・・
年々力が無くなってきている私には難しくなってきたので、
楽に出来る様に、工具を作りました!
いきなり出来上がりの写真です。
使用方法は、アクスルシャフトが入る箇所に変わりになるカラーを
アルミで削り出し、シャフトで固定します。
緑色の鉄板はプラズマカッターで切り出し、ベルトグラインダーで切断面を
整えています。
左側はネジが切っている為、そこに合う様にねじ切りしたカラーを使用してます。
ちょっと分かり難いですが、ネジを切ってます。
ネジ山を作る事で、フォーク側のネジ山が潰れない様にしています。
ちなみに右側は普通のカラーです。
その後、トップキャップを外すのに、かなり下の方に隠れているロックナットを、
フォークの中に有るカラーを押し下げて出します。
これで力はほとんど入れずに出来る様になったのですが、
両サイドのボルト?が長すぎて、プレートを押し下げる為のナットを回すのが
大変なので寸法を測り切断をして、アルミの六角棒でナットを作り、
T型レンチで締め込める様のしました。
これでもう一本のフォークはかなり楽にオーバーホールが出来ました。
結果的にフォークのオーバーホールより、この工具を作る方がかなり時間が掛かったのは、
言うまでもないです・・・