GPz1100 事故修理 (フィン修正)
エンジン修理の時にシリンダーヘッドを本体から外す時に、
持つ場所がフィンしかないので、フィンを持ち
シリンダーヘッドを持ち上げようとした時、力を入れ始めた瞬間に
何とも言えぬ感覚があり、すぐに確認してみたらフィンに
クラックが入っていました・・・
事故の衝撃なのか年数による劣化なのかは解りませんが、
唯一解る事は私が駄目押しをしたと言う事だけです。。。
どの道今回は駄目押しをしていなかったら、
そのまま組付け納車後に割れていた可能性は高かったと思います。
状況を持ち主さんに連絡をして、初めての試みで上手く出来るか
解らない事を伝え了解を得て作業開始しました。
まず、クラックの入ったフィンに最後の駄目押しをして取り除き、
切断面を綺麗に馴らし、近辺の塗装を剥がし、
溶接で盛っては削り盛っては削りでの作業を1日ちょっとして
何とか形になってくれました。
よく見ると違和感はありますが、溶接技術も左程ないのでこれ以上
深追いしてドツボに嵌ると大変なので、持ち主さんに写真を送り
確認してもらいOKが出たので終了です。
決して誤魔化してる訳じゃないのですが、
色を塗ったら誤魔化したかの様に解り難くなりました
シリンダーヘッドが終わり、シリンダーの塗装への準備をする為に
洗浄していたら、何とシリンダーまでフィンが欠けていました・・・
一箇所は完全な欠けで、もう一箇所はクラックかと思ったのですが、
以前に修正している感じです。
この事も持ち主さんに写真を送り確認したら、
修正をして下さいとの事だった為、
またもや、削り落としてから溶接で盛り削っていったのですが、
今回はシリンダーヘッドよりはやり易かったような気がしました。
最後に塗装をして終了です。
シリンダーは思った以上の出来で良かったです。。。