セロー タンク修理!
先日、一見のお客様からホームページを見て御連絡をして頂き、
セローのタンクが凹んだから板金だけをして欲しいとの問い合わせが有り
その後来店され、凹んだ箇所を確認しながら話を聞いてみると、
板金だけの理由は板金後にデカールを貼って色合わせをするとの事でしたが、
凹んだ場所を引っ張り出すにあたって塗装を一部分剥ぐことで錆が出るのと、
表面は凸凹になるので、引っ張り出した後にパテで馴らして
サフェーサーを塗った方が良いことを説明したら、
サフェーサーは自分で塗られるとの事でした。
今回問題なのが、本来塗装部は余裕を持って剥離をして、
剥離部と塗装面の境界線をフェザーエッジ(段差をなだらかにする)を作るのですが、
塗装面にペーパー傷がどれぐらい付くか説明をしたら、
デカールが左程大きくないので、多少の段はいいので出来る限り小さくして欲しいと
言われ、出来る限り期待に添える様頑張ってみると伝えて、作業を開始しました。
まずタンクを車体から外し、
凹んでいる箇所にマジックでマーキングをしてから(写真を撮り忘れました・・・)
その部分の塗装の剥離をします。
その後、脱脂をして引っ張り出す冶具?をタンクに付け引っ張りを
何度か繰り返し、出過ぎた箇所は板金ハンマーで戻し
それなりに凹んだ箇所が出てくれたので、
板金パテで形を作り、その後巣穴埋めとフェザーエッジが
作れなかったので境界線ギリギリまでポリパテを付け研磨をして、
多少段が残っている箇所は有るものの、ほとんど塗装面との境が平坦になってくれました。
お客様に連絡をして、確認をして頂き十分納得の出来だと言って頂き、
納める事が出来ました。
ちなみに凹んだ理由は、階段を登って遊んでいたらギアが抜けて、
転倒して運悪くタンクが凹んだそうです・・・
Y田様
次はあまり無茶をしないようにして下さいね
そして、出来上がったら見せに遊びに来て下さいね
(凹んだ理由はお客様に了解を得て載せています。)