ズーマー クランクケース割れ修理!
先日、いつもお世話になっているバイク屋さんからの依頼で、
ズーマーのマフラーの取付部が割れているので、直して欲しいとの事です。
以前、溶接盛で修理した時に、マフラーとの面出しにかなり手間を取ったので、
今回はカラーの溶接で良いか確認して、
了解を得たので前回とは違うやり方で修理をしました。
まずは寸法を測り、カラーを製作します。
次に、カラーに合う様にクランクケース側を削っていきます。
もちろん削っては合わしを繰り返し、この作業が一番の手間です・・・
後は、マフラーを冶具代わりにしてカラーを固定後に溶接します。
カラーの裏側は形を整形する為に余分に肉盛をして、
全体の溶接面を整形していきます。
(裏面)
整形は、当店の中古車のスクーピーを参考に整形しました。
今回はカラーに52Sと言う中強度のアルミを使用したので、
ネジ部の強度が心配なので、ヘリサートを使用しています。
修正した箇所だけ綺麗になっているので、
出来れば全体と同じ様に肌合わせをしたいのですが、やり方が解らないので、
一部分が綺麗になって違和感はありますがこれで出来上がりです。