シリンダー スタッドボルト折れ修理!
今回は最近知り合いになった業者様で、
シリンダーのスタッドボルトの所が変になっているから、
修理して欲しいとのことです。
頑張って取ろうとした結果、中途半端にボルトも残り
穴も広がりヘリサート加工も出来ない状態になっています。
先方の業者様もこの状態でお預かりになり困っていました。
最近ネットで折れ込みボルトは逆タップを使ったら簡単に取れるよう感じで、
無責任な発言をされているのを見ますが、
経験が無い人がすると間違いなくこんな感じで潰します・・・
若しくは固着したボルトだと判断出来ずに、
無理に逆タップを回して折ってしまうという最悪な状況になる場合もあります。
(ちなみに次回のブログはその様な内容を予定しています。)
この状態ではどうしようもないので、
溶接盛りで修理をします。
まずは寸法を測定してからシリンダーを削って行き、
破片を取り除きます。
ここまで削らなくても破片は取れたのですが、
溶接盛りをしやすいようにザックリと削ります。
破片です。
センターに穴が開けれていないのがお解かりだと思います。
こんなにずれていたら逆タップでは取れません。
後は溶接盛りをして
寸法通りに整形をします。
穴あけとタップ加工は先方がされるという事で、
当店の作業はここまでです。
なぜこの様になったのかは当店のお客様ではないので分かりませんが、
最初からボルトが折れた状態で依頼をしていれば
安く修理が出来たんですけどね・・・
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