キャノピーにシグナスのエンジンスワップ!
今回のお客様はホームページを見て遥々鳥取県から依頼された方です。
地域的に大阪ではあまり考えれない事情が有り相談をされました。
まずは全く作業に関して想像が出来ないので、
絶対に出来るか分からないと言う条件で、必要な物を持って来店されました。
こちらのキャノピーのフレームがベースになります。
こちらがエンジンを使用するシグナスです。
とりあえず、まずはシグナスをエンジンだけにして考えることにします。
お客様の依頼で、フレームエンドの高さをコレぐらいにして欲しいと、
高さの目安になる様にと木で自作された物に載せて、高さの寸法を測っときます。
その後、何となくイメージを作る為に形を作ってみました。
正直この段階で『出来るかな?』と思ってました・・・
こちらのシグナスのフレーム(別のフレーム)からマウント部を使用します。
マウント部の使用だけなので、事故車のフレームを購入されていました。
こちらのフレームからエンジンマウント・リアサスマウント・サイドスタンド取付部を
プラズマカッターで切断して取外します。
これでこのフレームは使用しないので、店舗の小さな当店には邪魔になるので、
荷物置き場?に行ってもらいます!
ココから本格的に考えながらの作業になります。
まずはシグナスのエンジンハンガーを使用するに辺り、
キャノピーとの幅が合わないので、幅を合わせる為にエンジンハンガーを真っ二つにします。
そしてフレーム側に寸法を合わすと、エンジン側が合わなくなるので、
エンジン側にはカラーを製作して寸法を合わせます。
寸法が問題ないか確認後にハンガーを溶接します。
次にエンジンマウントと合わせてマウント側とフレームに合う様に摺り合わせをします。
この作業が地道ですごく時間が掛かるんですよね・・・
ちなみに赤丸の箇所がかなり曲がっていたので、適当に切断してます。
最後に別の角パイプで作り換えます。
やっぱりかぁっと言う感じで、マウントを仮溶接で位置決めして、
ハンガーを確認したら短くて届きませんでした
これ以上はフレームとエンジンが干渉するので、ハンガーを延長しないと取付れないので、
ハンガーを延長します。
寸法を測り鉄板を切り出します。
そのまま仮溶接後、仮組みをして干渉部が無くエンジンがセンターになっているか、
平行になっているかを確認します。
問題がないのを確認後、
本溶接と横にもプレートを入れ、最終的には補強も入れたのですが、
写真を撮るのを忘れました・・・
エンジンハンガーが出来たので、次にリアサスのマウントを作ります。
ベースになる箇所かシグナスの分を使い、取付部を切り出し形を作ります。
その後に位置決めをして溶接をします。
この状態で、一通り仮組みをしてから歪みでセンター等狂いがないか確認します。
問題が無かったので、次に車高を決める?ロッドを加工します。
ロッド自身を曲げ加工後に、調整機能を持たす為に旋盤でボルトとナットを作りました。
それを溶接で繋ぎます。
最後にサイドスタンドの取り付け部を
キャノピーのフレームに合わせて形を作り溶接します。
これを溶接するのに、またフレームだけにしないといけなかったので、
もう少し考えて作業をすれば二度手間が無かったような気がします・・・
スタンドも加工しないといけないかと思ったのですが、少し外に出る感じはあるけれど、
問題は無さそうなのでそのままにしています。
お客様もこれぐらいの方が良いとのことで、変に加工しなくて良かったです。
最後にフロント周りを、マジェスティ125に入れ替えてストッパーを作り直して
当店の作業はココまで出来上がりです。
写真上はローダウンになっていますが、実際は左程ローダウンにはなってないです。
あとはお客様が仕上げて、出来上がったら鳥取県から自走で見せに来てくれるとの事ですが、
どの様な形になるかより、自走で鳥取県から来られる方が気になる今日この頃です・・・
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