去年末にホームページからのメールでの問い合わせで、
ステンレスマフラーにチタン風の青色の焼色をつける事は可能かと言う内容でした。
もちろんその様な加工があることは知っていましたが、
その様な作業をしたことが無く綺麗に出来るか分からない事を伝えたところ、
どこのショップでもやってくれないと返事が返ってきました。
それなら一度試してみるが失敗の可能性もあることをご理解して頂いた上で、
マフラーを持ってきて頂きました。
マフラー自体は綺麗に磨かれてはいたのですが、
やはり凹みや小傷等が有りその辺りがどの様な悪さをするのかと思いながら、
まずはお客様がいてる前で出来るかどうか試しで作業してみました。

まずは綺麗に脱脂したマフラーをバイスで固定し、

一箇所を集中的に炙らずに万遍なく少し範囲を広げて熱していきます。
薄ら赤くなり出してきたら範囲は狭めていき色付けしたい箇所を、
朱色？ぐらいになるまで熱していきます。

冷やしていくと時間がたてばたつほど青色になっていきます。
写真では紫色っぽく写ってしまいますが、
お客様は納得して頂けるぐらいの青さにはなってくれていますので、
このままお預かりしてすべてのパイプに焼色をつけていきます。

↑加工前と加工後の写真です。
残りの2本も加工します。

（エキパイ前部）

（底部）

（全体）
写真を何度撮っても実際の鮮やか青色を現すことが出来ません。
写真の撮り方のせいなのか、はたまた安物のカメラのせいなのかどちらでしょうか・・・
お客様に出来上がりの連絡をして、引取時に納得して頂ければと思います。
ちなみに2月中旬ごろに引取予定なのでそれまで当店に有りますので、
興味の有る方は来店して頂ければと思います。